日本で働き始めたばかりの方にとって、給与明細書を理解するのはなかなか大変ですよね。私も日本で働き始めた最初の数年、給与明細書を受け取った時、何が書いてあるのかさっぱりわかりませんでした🤣
日本では毎月給料を受け取る際に、補助金や税金、保険などの詳細が記載された明細書が付いてきます。この記事では、日本での給与明細書の重要な部分を一つずつ解説します。
日本では毎月給料を受け取る際に、補助金や税金、保険などの詳細が記載された明細書が付いてきます。この記事では、日本での給与明細書の重要な部分を一つずつ解説します。
日本の給与明細書について
給与明細書の主な項目
日本の給与明細書は通常、以下の3つの部分からなります:
- 支給(しきゅう):会社が支払う項目
- 控除(こうじょ):控除される項目
- 勤怠(きんたい):出勤日数、休日、労働時間
各部分の内容は、会社や業種によって多少異なります。
支給(しきゅう):会社が支払う項目
この部分では、基本給、残業代、手当、通勤費などが表示されます。
会社によって手当の種類が異なります。
- 基本給(きほんきゅう):基本的な給与額
- 役職手当(やくしょくてあて):役職手当。職位によって異なる手当があります
- 資格手当(しかくてあて):資格手当。例えば、専門資格や語学資格を持つ場合
- 家族手当(かぞくてあて):家族手当
- 扶養手当(ふようてあて):扶養手当。例えば、高齢の両親や小さな子供がいる場合
- 住宅手当(じゅうたくてあて):住宅手当
- 出勤手当(しゅっきんてあて):出勤手当
- 通勤手当(つうきんてあて):通勤手当
- 営業手当(えいぎょうてあて):営業手当
- 休業手当(きゅうぎょうてあて):休業手当。特別な理由で一時的に休業する場合
- 臨時手当(りんじてあて):臨時手当。会社が特定のプロジェクト、イベント、または業績に対して不定期に支払う手当。月給の固定部分ではありません
- その他手当(そのたてあて):その他の手当
- 所定時間外手当(しょていじかんがいてあて):所定時間外手当
- 時間外労働手当(じかんがいろうどうてあて):時間外労働手当
- 深夜労働手当(しんやろうどうてあて):深夜労働手当
- 休日労働手当(きゅうじつろうどうてあて):休日労働手当
- 表彰金(ひょうしょうきん):表彰金。優れた業績や期待以上の仕事に対しての賞金
- 税法上支給額(ぜいほうじょうしきゅうがく):課税対象の総支給額
- 従業員立替金(じゅうぎょういんたてかえきん):従業員立替金。従業員が一時的に立て替えた費用で、税金や保険の対象外
- 総支給額(そうしきゅうがく):総支給額
控除(こうじょ):控除される項目
- 健康保険(けんこうほけん):健康保険。診療所や病院での治療時に使用。通常、自己負担は30%で残りは保険がカバー
- 介護保険(かいごほけん):介護保険
- 厚生年金保険(こうせいねんきんほけん):厚生年金保険(年金)。老後や労働不能時の支援金を受け取るための保険
- 雇用保険(こようほけん):雇用保険。失業時や出産休暇時の支援金を受け取る
- 所得税(しょとくぜい):所得税。月収に基づいて納付
- 住民税(じゅうみんぜい):住民税。居住地の地方自治体に納付。前年度の収入に基づく。初年度は控除なし
- 不就業控除(ふしゅうぎょうこうじょ):不就労控除。有給休暇を使用せずに休んだ場合の給与控除
- 寮費(りょうひ):寮費
- 水道光熱費(すいどうこうねつひ):水道光熱費
- 控除合計(こうじょごうけい):控除合計額
勤怠(きんたい):出勤日数、休日、労働時間
この部分では、月の労働時間を詳細にまとめています。
- 出勤日数(しゅっきんにっすう):出勤日数
- 公休日数(こうきゅうにっすう):公休日数。土日や祝日を含む
- 有休日数(ゆうきゅうにっすう):有給休暇日数
- 欠勤日数(けっきんにっすう):欠勤日数
- 出勤時間(しゅっきんじかん):労働時間
- 残業時間(ざんぎょうじかん):残業時間
- 深夜残業(しんやざんぎょう):深夜残業時間
- 定額時間(ていがくじかん):定額労働時間
- 遅刻時間(ちこくじかん):遅刻時間
- 早退時間(そうたいじかん):早退時間
- 当月有休残(とうげつゆうきゅうざん):残りの有給休暇日数
給与明細書の簡単な見方
詳細を見るのが複雑でまだ必要ない場合、以下の3つの部分に注目するだけで十分です:
- 総支給額(そうしきゅうがく):会社からの支払い額
- 控除合計(こうじょごうけい):控除額
- 差引支給額(さしひきしきゅうがく):手取り額












