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高度人材ビザへの切り替え体験談

2025/11/30
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高度人材ビザへの切り替え体験談
目次
高度人材ビザ(高度専門職ビザ)へ切り替えることで、日本での生活において多くのメリットや利便性が得られます。特に、通常10年待たなければならない永住権の取得が、わずか1年または3年で可能になるという「近道」は見逃せません。

実は私、先日「高度人材ビザ」への変更を行いました。正直なところ、以前のビザの期限が2028年まで残っていたので、更新の必要はなかったのですが、1年後に最短で永住権を申請したかったため、あえて切り替えることにしました。

高度人材ビザへの切り替え体験談

高度人材ビザとは?


日本の高度人材ビザ、正式名称「高度専門職」または通称「高度人材ビザ」は、高度な専門知識や学歴、職歴、または優れた研究実績を持つ外国人を対象とした在留資格です。このビザを取得するためには、出入国在留管理庁が定める基準に基づき、70点以上(特定の優遇措置を受ける場合は80点)を取得する必要があります。ポイントの基準には以下のような項目があります:
  • 学歴(大学、修士、博士)
  • 年収
  • 実務経験
  • 研究実績、専門的な賞の受賞歴
  • 日本語能力(JLPT)

高度人材ビザを取得するメリット

  • 通常のビザよりも幅広い活動が可能:高度人材ビザでは、自身の専門分野に関連する複数の活動を行うことが認められています。例えば、ITエンジニアとして働きながら、大学でITを教えたり、IT関連の研究を行うことが法的に可能です。
  • 在留期間「5年」が付与される:日本の就労ビザで最長となる「5年」の在留期間が一律で付与されます。これにより、長期的なキャリアプランや生活設計が立てやすくなります。
  • 永住権取得要件の緩和:通常、永住権を申請するには10年間の継続的な日本在留(そのうち5年は就労資格)が必要ですが、高度人材ビザを持っていれば、以下の期間で申請が可能になります:
    • 80点以上の場合:1年
    • 70点以上の場合:3年
  • 配偶者の就労制限の緩和:通常の「家族滞在」ビザでは、週28時間以内という就労制限があります。しかし、高度人材ビザ保持者の配偶者は、フルタイムでの就労や時間制限のない働き方が可能になり(※特定活動の許可が必要な場合があります)、家計の収入増と生活の安定に大きく貢献します。
  • 親の帯同が可能:一定の条件を満たせば、本国の親を日本に呼び寄せることができます。家族団欒の機会が増え、日本での生活がより心強く、温かいものになるでしょう。
  • その他の優遇措置:上記以外にも、家事使用人の帯同が可能になるなど、様々な優遇措置が用意されています。
高度人材ビザへの切り替え体験談

高度人材ビザのポイント計算方法


高度人材ビザのポイント計算の詳細については、以下の記事をご参照ください:
高度人材ビザ申請のためのポイント計算方法

ポイント計算表への記入用ファイルは、以下のExcelまたはPDFをご利用ください:
 
高度専門職ポイント計算表 (EXCEL)

高度専門職ポイント計算表.xls
(189 KB)


高度専門職ポイント計算表 (PDF)

高度専門職ポイント計算表.pdf
(267 KB)



高度人材ビザへの変更申請書類の準備


高度人材ビザ(高度専門職)への変更手続きには、以下の書類が必要です:
  • ポイント計算表:上記で紹介した方法を参考に、自身のポイントを計算し、ファイルに入力・記入したもの。
  • 在留資格変更許可申請書:詳細な書き方は後述します。
  • 過去の勤務先の退職証明書:これまでに勤務したすべての会社に連絡し、「退職証明書」を発行してもらいます。
  • 現在の勤務先の在職証明書:現在勤務している会社に「在職証明書」を依頼します。
  • 翌年の年収見込証明書:現在の会社に「給与支払(見込み)証明書」の発行を依頼します。
  • 在留カードのコピー
  • パスポートのコピー
  • 証明写真(3x4cm)
  • JLPT認定書や関連する学位記など(該当する場合)

在留資格変更許可申請書の書き方


まず、以下のリンクからExcelまたはPDFファイルをダウンロードしてください。個人的な経験としては、パソコンで入力しやすいExcelファイルをおすすめします。

「申請人等作成用1」の記入方法

私が実際に記入した例を参考にしてみてください。

高度人材ビザへの切り替え体験談

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1. 国籍・地域国籍を記入(例:ベトナム)
2. 生年月日生年月日を記入
3. 氏名パスポート通りに大文字ローマ字で記入(例:LE MINH THIEN TOAN)
4. 性別該当する性別を選択
5. 出生地生まれた州・県などを記入(例:Lam Dong)
6. 配属社の有無配偶者の有無(有・無)
7. 職業現在の職種を記入(例:IT エンジニア)
8. 本国における居住地母国での居住地(県名など)を記入(例:Lam Dong)
9. 
  • 住居地日本の現住所を部屋番号まで詳細に記入
  • 携帯電話番号連絡のつく電話番号
10. 旅券パスポート情報
  1. 番号パスポート番号
  2. 有効期限パスポートの有効期限 
11. 現に有する在留資格現在のビザの種類(例:技術・人文知識・国際業務)
  • 在留期間現在のビザの期間
  • 在留期間の満了日現在のビザの有効期限
12. 在留カード番号在留カード右上の番号
13. 希望する在留資格希望するビザの種類(私の場合は「高度専門職1号ロ」)
14. 変更の理由変更したい理由。私の記述をそのまま使っても大丈夫です。「この先も日本で仕事をして暮らしていくため」
15. 犯罪を理由とする処分を受けたことの有無犯罪歴がなければ「無」に丸をつけます 😁
16. 在日親族及び同居者日本にいる親族や配偶者の情報(いれば記入)

「申請人等作成用2」の記入方法

こちらも私の記入例を参考にしてください。

高度人材ビザへの切り替え体験談

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17. 勤務先現在の勤務先情報
  1.  
    • 名称:会社名
    • 支店・事務所名:支店や部署名
  2. 所在地:会社の住所
  3. 電話番号:会社の電話番号
18. 最終学歴最も高い学歴を記入
  1. 学校の所在
    • 本邦:日本国内の学校
    • 外国:海外の学校
  2. 学校の種類
    • 大学院(博士):博士課程
    • 大学院(修士):修士課程
    • 大学:学部卒
    • 短期大学:短大
    • 専門学校:専門学校
    • 高等学校:高校
    • 中学校:中学
    • その他:その他(詳細を記入)
  3. 学校名:卒業した学校名
  4. 卒業年月日:卒業した日付
19. 専攻・専門分野学んだ専攻や専門分野(18で短大以上を選択した場合のみ記入)
20. 情報処理技術者資格又は試験合格の有無情報処理に関する国家資格や試験合格(FEなど)があれば記入
21. 職歴職務経歴。海外での勤務期間も含みます
22. 代理人代理人情報。自分で申請に行く場合は記入不要です。私の場合は会社が弁護士(行政書士)に依頼したので、弁護士がこの部分を記入しました。

出入国在留管理庁への書類提出

自分で申請する場合は、準備した書類一式を持って管轄の出入国在留管理庁(入管)へ行きます。パスポートと在留カードを忘れずに持参してください。 

もし書類に不足があった場合、入管から追加提出の連絡が来ます。職種や業務内容、学歴などの個別の事情により、入管から追加資料を求められることもあります。不明点があれば、直接入管に問い合わせて詳細を確認するのが確実です。

結果・取得後のカード:

高度人材ビザへの切り替え体験談
高度専門職1号ロ


私の場合は会社が専門家に依頼してくれましたが、それでも新しいビザが届くまで2ヶ月以上かかりました。皆さんの高度人材ビザへの切り替えがスムーズに進むことを願っています!

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Le Minh Thien Toan

著者:Yuto

皆さん、こんにちは。私は日本で働いているITエンジニアです。このブログは、日本での生活や学習・仕事の経験をシェアするために作りました。
この記事がお役に立てば幸いです。

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